【旧】武器商人@ダーツのブログ

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プロダーツ界にも選手会・労働組合が必要になるか

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追記:JAPANは2017年に選手会を発足したようですね。発案は2014年のようです。

考えることになったキッカケから話します。

引退や移籍のときにザワザワしたプロが何名かいたように見受けられました。

そもそも、スポンサー契約自体が不安定なものだと思っております。一部の方は、もっとしっかりとした雇用契約を締結した上で活動されているようです。

それが、契約継続の際に揉めたように見られるケースがあり、選手側に不利な交渉があったのではないかと推測しております。

さて、プロダーツ選手は、自営業者なのでしょうか?あるいは雇われている労働者なのでしょうか?これは議論の別れるところです。

労働基準法上も税法上もプロスポーツ選手は自営業者です。ところが、労働組合法上は労働者です。労働者の定義が法令によって異なるんですね。

僕は、1982年生まれです。

2004年頃、プロ野球再編問題が非常に大きな事件になりました。今までプロスポーツ選手の労働待遇がクローズアップされることはありませんでした。

日本プロ野球界には、日本プロ野球選手会というものがあります。これが、実は、労働組合法でいうところの労働組合という位置付けなんですね。従って、プロ野球選手は、労働者なのです。

日本プロ野球選手会について詳しくは以下より。
日本プロ野球選手会 - Wikipedia

労働組合憲法28条に定められる労働三権を具体化したものです。

労働組合は何のためにあるか?

簡単に言うと、労働者の地位向上のためです。

使用者と労働者を比較すると、労働者は圧倒的に不利な立場にあります。まともに交渉すれば、すべて使用者の有利なように事が進んでしまいます。平等な立場で交渉出来るよう、労働者に強力な保護を与えております。

年俸1億円ももらっているにも関わらず労働者ということがあるか?

という批判もあった気がしますが忘れて下さい(笑)

さて、プロ野球球団再編時、オリックス・ブルーウェーブ近鉄バファローズを吸収する形になりました。そして、その時点ではライブドアフェニックス楽天イーグルス、いずれかが新球団として設立されるべく、競争が繰り広げられておりました。

選手の分配にあたって、選手の意志を尊重するという約束があったようです。旧近鉄のエースであった岩隈選手は、オリックスには行くよりも仙台でやりたいという気持ちが強かったようです。しかしオリックス側は岩隈選手をプロテクトしました。その後、泥沼化し、労働組合の交渉の後押しもあり、結局は超法的措置で、楽天イーグルスへトレードという形で移籍することになりました。

要は、揉めたということです。

詳しくは以下より。
プロ野球再編問題 (2004年) - Wikipedia

再編の際のお話、おっさん達は覚えていると思いますが、日本プロ野球史上はじめて、ストライキが決行されました。

どういうことかいうと、開催予定の試合を選手側の意志によりボイコットしたということです。

ファンを無視してストライキを決行したことについては、おおいに議論になりましたが、僕としては賛成でしたね。僕が宮城県出身で、新球団の候補地だったということもしれませんし、ホリエモンに肩入れしていたということもあったかもしれません。

ソフトダーツに例えると、選手が一致団結してエントリー拒否したというような感じです。

ストライキは、労働組合が存在しなくても出来るのですが、実際には労働組合が無いと機能しません。

さて、話を戻しましょう。

某プロは何らかのトラブルがあり、会社を退職されておりますね。これが本人の意志であれば、まったく問題はありません。

しかし、形式上は任意退職と扱われても、実際上は解雇と解釈出来るような例は多々あります。FBの投稿にもありましたが、しばらくはプロダーツ選手としての活動を自粛するとも記載されておりました。

どちらが正しいかも判断出来ませんが、揉め事の大半は、双方に原因がある場合がほとんどです。そして、双方に正当な主張があることが多いです。

それが、立場の強い使用者側は自由に発言出来て、労働者側は自由に発言が出来ないという不公平はあってはならないと思うのです。

さて、仮に、実際に、プロダーツ選手が不利益を被るような事態になったらどうなるのでしょうかね?!選手会的な労働組合が組織されていない現状、選手の権利は守られるんでしょうか?ただでさえ、経済的に厳しい環境に置かれております。(僕が不勉強なだけかもしれませんが、既に選手快適なものや労働組合ってあったりします?)

余談ですが、ナニワ金融道の著者である青木雄二先生の逸話をご紹介します。彼はコテコテのマルクス主義者でした。労働組合の重要性も説いておりました。ある雑誌のインタビューで、求人を見る上で重要なポイントは何ですか?と質問され、労働組合があるところと答えたそうです。結果、その部分は編集でカットされたそうです(笑)

何故かと言うと、その雑誌の発行元の取引先は、労働組合が無い会社が多かったらしいです。

まぁ、、、労働者の権利を守る労働組合とはいえ、使用者からすれば面倒な存在です。

使用者側が、

労働組合作ったが良いんじゃないですかね?

なんて言ってくることはまずないと思いますし、労働組合の発足や運営に関して、口出ししてはいけないことになっております。

なので、必要であれば、選手側が主体でやっていくしかないのです。

ダーツの市場の規模も大きくなっておりますし、プロツアーの規模も大きくなっております。それにも関わらず、選手の地位はさして高くないように見えます。後々、選手の不利益になるような出来事が増えると思います。その時、選手会労働組合)があるとないとでは、交渉力がまったく異なってくると思いますよ。

メーカーや団体の意向にだけ左右されず、ダーツの発展のために中立的な活動をするには、選手会労働組合)は必須だと思うんですよね。